経鼻内視鏡検査

経鼻内視鏡先端にカメラが搭載された細くてやわらかい内視鏡を鼻から挿入し、食道・胃・十二指腸を調べる検査です。口から挿入する検査とは異なり、下の付け根(舌根部)に内視鏡が触れないため、吐き気や不快感が起きにくいのが特徴です。
また、検査中は医師と自由に会話ができるので、安心して検査を受けることができます。
胃痛、胸焼け、呕気などの症状のある方は早目に検査を受けましょう。胃潰瘍や胃がんの初期で症状のない方もいますので、一度は検査をしましょう。

経鼻内視鏡検査の流れ

  1. 座った姿勢で鼻腔に麻酔剤を噴霧します。またゼリー状の麻酔剤を追加します。
  2. 左右の鼻腔の通りやすい方を選んで、内視鏡を慎重に挿入します。痛い時は無理をしません。
    ・ 検査中も会話が可能なので、疑問を感じたとき、気分を伝えたいときなど、医師と自由にお話できるので安心です。
    ・ 口からの挿入を希望の方は口からも行うこともできます。
    ・ どうしても不安な方は睡眠薬を少量注射することも可能です。
  3. 検査後に当日、結果説明をします。

当院の経鼻内視鏡検査の特徴

  • 夕方(午後3時以降)に行うことができます!
    朝食は召し上がって大丈夫ですが、昼食は控えて下さい。

経鼻内視鏡検査は予約制にて行いますので、まずは、お気軽にご連絡ください。
0422-24-7353

経鼻内視鏡検査で分かる病状

◇ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)

ピロリ菌が感染した胃では慢性胃炎や胃潰瘍、胃がんの発生頻度が増えます。
ピロリ菌の有無は内視鏡時の胃の組織検査や血液検査、便検査、袋に息を吹き込む尿素呼気試験などで調べます。ピロリ菌陽性の方は1週間の内服治療を行います。胃潰瘍のない方は検査や治療が自費診療になることがあります。

◇逆流性食道炎

胃酸の食道への逆流によって食道に炎症が起こると胸焼けなどが起こります。放置すると、飲み込んだ時のつかえ感や痛みを生じ、食事に支障が出ることがあります。また、咽頭の違和感や咳の原因になることがあります。
内視鏡で診断し、内服治療を行えば症状は改善します。